11月7日海遊館にて防災講演しました

IMG_20151107_104944

水上消防署主催の防災講演に呼んで頂きました。

テレビの天気予報がわかるようになる!クイズ!や、

大阪の過去の災害、ハザードマップを見ながら解説など行いました。

淀川が氾濫した時の大阪市内への影響は甚大で、堤防をスーパー堤防にする、地下に放水路を張り巡らすなど対策は進んでいますが、それでも必ず起きないとは言い切れません。総雨量が500ミリを想定し淀川が氾濫するとなると、大阪駅のあたりは5m近く浸水するおそれがあります。これは200年に1度レベルで想定されていますが、2000年に東海豪雨で名古屋市が大規模に浸水被害が出ています。2015年9月関東・東北豪雨でも500ミリくらい。2013年8月広島市では3時間で217.5ミリ、京都府福知山で300ミリくらい。近年の大雨を考えると必ず起きないとは言い切れません。

昔、5000年くらい前は大阪平野は河内湾という海でした。土砂が堆積していき今の平野ができています。海抜がマイナスゼロメートル地帯が市街地にも広がっています。今流れている川の水面よりも下で生活しているということです。過去の資料や土地の条件など調べれば調べるほど、いつ鬼怒川のような氾濫が起こっても不思議ではなくなってきます。実感をもつということが大切です。

来年度、気象庁は降雨量が多い市町村10か所を選び気象予報士を梅雨から台風の6月〜10月にかけて常駐させる方針を決めました。首長へ助言をし避難指示などの遅れをなくすという試みです。

天気予報の見方やその地域の災害特性を知りたいと思っている方も増えてきていますね。災害に対する関心が高まってきています。

 

    その他

    次の記事

    僕の好きな本