講演会「北但大地震から100年」
兵庫県北部の養父市にて
北但大地震から100年、防災を考える講演会を行いました
この地域は、比較的地震が少なく当時も地震が起こるはずもないと思われていた場所でした
1925年5月23日のお昼時に直下型の大地震が発生し、豊岡、城崎を中心に大きな被害が出ました。被害者の多くは、台所にいた女性でした
今後、全国的に大きな被害が想定される南海トラフ巨大地震についての情報やその備え、心構え、
兵庫県北部で大きな被害が出た2004年台風23号の事例、気候変動による短時間強雨の増加、熱中症のリスクなどを解説しました

その地域の地形、気候を解説し、
警報などの気象情報の意味を整理しました
特に、パソコン、スマートフォンで見られる便利なサイトの使い方も解説しました
気象庁の雨雲レーダーは250m範囲で雨が降っているかどうかがわかります。落雷の状況や今後の雷発生確度も4段階で予想が見られます
川の様子をわざわざ危ないときに見に行かなくても、川の防災情報という便利なサイトで24時間河川カメラ監視や河川の水位状況が分かります

来場者の年齢層が高くても、ツールの使い方や情報の意味は十分理解していただけたと思います
解説は「簡単化」するのではなく「わかりやすく」する
複雑そうに見えることも紐解けば本質がシンプルに見えてくる
講演が防災の行動をするきっかけになると幸いです