密着記事の未収録ver.
朝は大阪城公園を散歩してから会社に行きます。
会社に行きながらもネタを探します。
着いたら、ウェザールームのスタッフと紅葉の話しを番組でできるか相談している所です。
天気図やいろんなデータを見ながら、あす以降の天気を予想します。約1時間半・・・
メイクは昼過ぎてから。ミヤネ屋本番直前か番組が始まってから・・・
髪型はメイクさんにやってもらいますが、顔は基本自分でやるようにしています。
「メイクは顔に塗るものではなくて、置いていくもの」だと開眼しました。笑
道具にはこだわります!
アイデアは、基本同じ場所で生み出すようにしています。
習慣づけですね。トイレ行ったらしたくなるみたいな・・・
いつもの机、いつもの道具、いつもの環境でアイデアが出るみたいな。
頂いたお手紙はすべて読んでいます。そしてすべて保存しています。
直前にデータを見て、オンエア画面で話す内容を確認してスタジオに向かいます。結構バタバタです。。。
スタジオ本番中のCMの間でもスタッフと時間尺の打ち合わせしながら、内容を微調整。だいたい尺が短くなることがほとんどですが。
ミヤネ屋が終わると、すぐさまten.の準備。出番2回分の構成内容を考えて画面を作成し用意します。
合間に外に出て空の様子もチェック!
綺麗な夕焼けの大阪城公園の写真をツイッターに載せたりします。
ここまで来てふと気づいたんだけど、天気予報でテレビに出ている時は割とニコニコしているけど、日常は時間に追われて必死ですね。笑
笑顔の写真がない。それだけがガチ密着だったということです。
オンエアで楽しくやるために、準備は真剣です。。。
番組の合間に筋トレもします。肩の筋肉がちゃんとないと、スーツが綺麗に着れません。なで肩だと災害時に頼りなく映るので。腹筋もたまにして、10年間体型をなんとか維持しています。
とまあ、だいたいこんな1日なのですが、
気象キャスター僕一人でやっているわけではありません。
お天気の蓬莱さんと呼ばれる時はチーム名なんです。
天気ネタのリサーチや画面設定をしてくれるスタッフ、画面作画をし一緒に構成を考えてくれるウェザーニューズのスタッフ、メイクさん、衣装さん、音声さん、カメラさん、番組スタッフ、これら全員の「作品」です。
毎日が大人の文化祭みたいな感じ?!笑
テレビを観ることが好きだったけど、作る側に立ってみて思った。
「作り手の方が100倍面白い!」
たまに嫌なこともあるけど、
天気を伝えるという好きなことが、うまく仕事につながったのは有難いの一言です。
だって必ずしもそうとは限らないからね。
好きなことも仕事でやっちゃうと嫌いになってしまいそうなら趣味として携わる方法もあるし、実際その世界では仕事としては向いていない場合もあるし。
でも、何か興味があればその世界を一度のぞいてみるのも若いうちは良いと思う。向いてなかったら別の道を探せばいい。そうやって人生の旅をして、これだ!と思う人や仕事に出会う。勇気を出して、いろいろ旅をしないと出会えないのよ。
そして、その旅の途中で失敗したことは、後から笑い話しになるのよ。僕で言うと、俳優やバンドやってた時のこととか。しかも、そういう寄り道したことが今の天気を伝える仕事の道にめちゃめちゃ役に立ってるっていうね!・・・でもこれって大人にならないと気づけないんだよな。だから、好きなことに出会えたなら、それを仕事にするなら、これからも僕は命かけて、人生かけて、天気予報をやっていきます。
まだ、そういう所に迷っている人は、「とりあえず旅してみたら?冒険してみたら?向いてなかったらケツまくって逃げればいいやん」
この辺の話しは、学生向けの講演会なんかでやっていますので、また良かったら来て!(宣伝)笑