長浜盆梅展にて
先週、行ってきました。長浜盆梅展に!
大阪から滋賀県長浜市まで車で約2時間。
和装でバシッとしめました!似合いますでしょうか?
どっかの若旦那っぽいですか?
長浜盆梅展が行われているのは、慶雲館というかつて明治天皇がお立ち寄りになられた迎賓館です。
お庭も素敵でこんな感じ。
庭を背景に梅が咲いております。
館内は、気品あふれる空気感と梅のほのかな甘い香りに包まれております。
樹齢が200年から300年のものもあり、ここでしか見られない盆梅がずらりと並んでおります。
盆梅というのは、梅の木を盆栽に仕立てたもので、屋外で咲いている梅もよいのですが、室内で楽しめる梅が盆梅なのです。
盆梅は奥が深くて、
梅の木に対してどの陶器がいいのか、また背景には掛け軸を背負うべきなのかそれとも庭を背負うべきなのか、鉢の向きなど繊細に計算されています。
いわば日本の美が鉢の上で凝縮されているのです。
日本のわびさび文化が生んだ、空間芸術ですね。
古い木がみずみずしい花を咲かせている様が美しいのだそうです。
梅は満開よりも先はじめがよいのだそうな。
ここへ行けば、なんと樹齢150年の「不老長寿」を表現する「蓬莱」という盆梅が飾られております。
ちなみにこちらでございます!
いやー、さすが「蓬莱」!品がありますなー。笑
金屏風の前で共演しております!
今にも倒れそうですが倒れない古木、みずみずしい花を咲かせる様が「不老長寿」を表現しているそうです。
梅一輪 一輪ほどの あたたかさ
そんな俳句がございますが、
早春のピリッとした冷たい空気の中にほんの小さな春の訪れを見つける。
そんな贅沢な時間がここでは流れておりますよ。