気象予報士会関西支部の方が見学に!

気象予報士になると、気象予報士会というのがあって、僕はそこの会員です。

気象予報士会では、さまざまな活動や勉強会が行われているのですが、気象予報士会関西支部では、約4年に1度ペースで読売テレビの気象ルームの見学会を行っていて、

先週、新社屋になって初めて来られました。

参加されたのは、16名。全員おじさん。ほぼ全員僕より先輩・・・。笑

たまにこういう緊張感も良いかなと。

見学会というより監査?!笑

のような気分です・・・

しかも、見学時間は今回、かんさい情報ネットten.の準備のピーク~オンエアの時間帯16時~19時にしてもらい、現場でどうやって予報をしているかを丸裸で見てもらいました。笑

おそらくこんな現場は、今まで見せた人いないと思います。

なぜなら、かまってられないくらい忙しく追い込むからです。

直前のピリッと感を極力出さないように努力しましたが、そうもいかず・・・

スタッフとオンエア直前までのギリギリのやり取りも見てもらいました。

なんならスケッチ予報の描く所も見てもらいました。いや~、こういうのたまにやらんと「僕が描いてない」と思われるからね!色塗りの早塗りの技を披露しました。

スケッチ予報は、アイデアを考えるまで約30分、下書き約40分、色塗り約20分の約1時間半です。色塗るのは、実はめっちゃ早いんです。

僕も気象キャスター10年目。この世界は10年でようやく一人前なんて言われます。ようやくスタートラインというわけです。

ここいらで、自分のやっているキャスターという仕事についての考え、やり方、思想、技術、キャスターのなり方、練習法もすべて手の内明かしてみようかと思う今日この頃。

今までは隠していた部分、見せない部分なんかもあったんですが、10年目というスタートラインにくると心境の変化が出てきたのでしょうか。

参考にしてもらったり、真似してもらったり、反面教師にしてもらったりでも何でもいいんです。隠さず表現するというのは、10年下積みをしたある程度の自信からくるものと、自分をもう一度リスタートかけて、今からまた数年かけて土台から築いていく決意でもあります。

とりあえず、勉強しよう・・・

写真撮影・提供:藤本栄作 氏(気象予報士)