データを何でみるか

ミヤネ屋のスタジオは、時に1時間話さないといけなくて、スタジオで解説している途中は、当然ウェザールームには戻れません。つまり最新の情報が確認できないのです。

手元にパソコンを置き、情報を見ながら解説するか悩んだのですが、

自分のスマホにVPNパスワードを設定したりして、すべての気象情報を携帯で見られるようにしています。

毎週木曜に「かんさい情報ネットten.」で中継先から天気予報をするときは、気象庁のホームページを基本にしながら、最新気象データのアメダス、GPVデータ、GSMモデル、MSMモデル、LFMモデル、さまざまな海外モデル、天気図など見ながら天気予報をやっています。

外出先でデータを見た僕が、考えた構成内容や画面のアイデアをLINEで送り、本社で作成された画面と流れを写真に撮って送ってきてもらって解説しています。

すべての情報を見ながらも天気予報は外出先でもできる時代です。しかもパソコンほど大きくなくても。

昔の中継では、少し古いデータで解説せざるをえなかったり、本社に電話して駐在スタッフに最新情報を確認しながら天気予報を解説していました。

僕の携帯では、全国926か所あるアメダス気温計の1分ごとの気温観測データが見られるように設定しています。ちなみに湿度も風向風速もわかります。

 

気象庁のホームページの高解像度降水ナウキャストでは、市町村単位というきめ細やかさで雨の降っている所が5分おきに分かります。

今まで手元の資料を持ち込む時は紙でメモしていましたが、こないだスマホでとっさに確認しようとしましたら、えらいビックリされました。。。

「そんなんやったら誰でもできるー」と。

 

スマホを見ながら晴れマークが出ていますというならだれでもできますが、

スタジオに張り付きでいる中で最新の気温のデータなどを「手元の小型パソコン」で調べるのはご理解いただけないであろうか?

現象の仕組みなど気象解説に関しては、紙やメモを手に持ちながらやらない・自分の言葉で解説するというのは、一応ポリシーとしてやっていますので。

ちなみに、ミヤネ屋の場合、生放送中に構成内容や持ち時間が変わっていくので、実は最近では、最新のデータを見ながらや、中継先の状況を見た瞬間、また話しの流れで次の画面に何を出すかとっさに変化させたりすることもあります。「今このタイミングは雨雲レーダーだ」とか。

臨機応変といえば聞こえは言いですが、変化する生放送に対応しながらやっています。その分、最新の細かい情報を放送中にお伝えすることができるのです。